再びシンガポール航空のフライト。SQ11に搭乗後、ロンドンまで昨年秋から運航開始した次世代新客室を装備した機材に搭乗したのでその様子を。
[Trip Reports]
Flight : Singapore-London (04/2014)
Ship : Boeing777-312ER 9V-SWW
搭乗したSQ318ロンドン行きは、こちらのB8ゲートから出発。この便は、ここ数年、毎年乗っているおなじみの便だが、今回は客室が全面的に刷新された新機材に搭乗することができた。
出発準備中の搭乗機、9V-SWW。シンガポール航空のBoeing777-300ER型機では22機目の機体で、2014年3月末に導入されたばかりの新造機である。機内Wifiサービス、eXconnectに対応するための大きな衛星アンテナが目立つ。
搭乗案内があり機内へ。搭乗時は納入されてまだ1ヶ月未満だったため、機内は新造機独特の匂いが漂っていた。
写真は自席のIFE。11インチの大型モニタは完全タッチパネル対応、さらにコントローラ(ハンドセット)も完全タッチパネル対応。どちらもパナソニックのex3シリーズが採用される。
自席から主翼を眺める。いつもの機材とは異なり、主翼はピカピカ。
ボーディング(搭乗)中の機内。LED照明などの天井周りは従来の機材と同一である。
これまでモニタでしか確認できなかった飛行ステータスはコントローラの画面からも確認できるようになった。ロンドンまでの飛行時間は13時間と25分の予定。
この機材のエンジンであるGE90らしいすさまじい音のエンジンスタートの後、機体は離陸のため滑走路へ。トラフィックの少ない午後の出発のためか、通常はあまり離陸に使わないRWY02Lへ向かう。
ロンドンまでの燃料と貨客を満載した重い機体は、エンジンの唸りとともに長い滑走を経て上空へ。いったんシンガポール東部の海上へ抜けた後、機種を西へ向けマレーシアへ。南国特有の積乱雲を器用に避けながら高度を上げていく。
エアショーマップは、最近改修されたA380と同一デザインのものを採用。
ジョホールバルからクアラルンプールへ向かって北上。
新しくなったIFEは使用方法を解説する動画もプログラムへ組み込まれている。
こちらがトップ画面。英語、日本語、中国語など複数言語に設定できる。
コントローラの画面は、モニタとは別表示にすることが可能で、例えば、モニタで映画を見ながらフライトの情報をコントローラの画面で確認することができる。
もちろん、タッチパネル上で画面の明るさや音量についても調整できる。まるで大きなスマートフォンのよう。
音楽の再生リスト機能はAVODと並んでもはやIFEの常識となりつつある。
Wifiの対応地域を示す画面。客室が全面刷新されたBoeing777-300ER型機は、Wifiの共同運営事業者にAirbusA380型機のonAirではなくeXconnectを採用。そのため、機材によって課金体系や接続可能エリアが異なる。(Wifiについての詳細は後日特集の予定。)
ドリンクサービス。機材の登録番号であるW(ウイスキー)にちなんで、ウイスキーのソーダ割りを選択。
テーブルを半開きにした状態。新シートでもテーブルの鏡は健在。
他社が経費削減でどんどん簡素化させていく中で、シンガポール航空の新座席はあくまでこれまでの設計がベースになっているようで安心した。
ただし、テーブル表面の処理と機内食トレーとの相性が悪いためにトレーが滑りやすく、機内食の配膳後にタービュランスで機体が揺れるとトレーが滑ってしまうために食事がしにくい点が気になった。ここは改良してほしいと思う。
そして昼食。
メニューはインド風メニューを選択。長距離(欧米)路線では洋食、中華風メニュー、インド風メニューから選択できるところは昨年と変わらない。
個人的には、シンガポール航空の機内食はこのインド風メニューが一番美味だと思う。
lunch : Fish masala with spiced ladyfinger and basmati rice
beverage : White wine, Coffee
前菜とデザート。デザートは昨年とは異なり、アイスクリームではなくパンナコッタだった。
昼食後は再び新機材の装備品を確認する。
IFEのコントローラ。これまでパーソナルモニタだけで確認できていたフライトインフォメーション画面は、コントローラの画面自体でも確認できるようになった。画面の種類は3種類。
まずは、飛行速度と高度、外気温を表示するモード。
次に、エアショーマップ。もちろん縮尺が数十秒ごとに置き換わるようになっている。
そして、新世代のIFEで新たに追加された飛行ステータスを簡易的にあらわすモード。
以上のようなコントローラの機能を活用するすれば、映画を見ながら以下のようにしてフライトインフォメーションを確認することもできる。
やがてアフガニスタンの上空へ。眼下には砂漠が広がる。
エアショー画面で確認。
拡大した状態。
続いて新客室のトイレを確認。
呼び出しボタンや、
水を流すボタンは英語、中国語、日本語、韓国語の4ヶ国語表記。
日系エアラインで最近流行のウォシュレットは非装備。
香水等の装備も従来機と同一。
シンクも従来機と特に変化はない。A380のようにタッチパネルで水温を調節できる機能も装備されていない。
再び機内の様子。新客室エコノミークラス3-3-3アブレストを堅持。
新客室の目新しさも手伝って、この便は満席だった。
途中でギャレイに立ち寄り、軽食を取って自席へ戻る。メニューは以下の通り。
light bites : Savoury sandwich, Chocolate bar, Apple
beverage : Orange Juice
機体はアゼルバイジャンへ。少しずつヨーロッパが近づく。
眼下には険しい谷が続く美しい風景があった。
この付近は天候が安定しないことが多く、このフライトでも何度かベルト着用サインが点灯した。
コントローラのモニタでもこのようにフライトインフォメーションを確認できる。
そして機体はウクライナへ差し掛かる。ヨーロッパはすぐそこだ。
眼下には広大な畑が広がる。
到着2時間前の軽食。
今回は洋食を選択。2食目は洋食とタイ風メニューからの選択だった。
light meal : Seared seafood with garic butter sauce, sauteed vegetables and boiled potatoes
beverage : White wine, Coffee
前菜とデザート。デザートはバナナ&ココナッツケーキだった。
軽食を食べ終わる頃、機体は既にヨーロッパ空域へ。ドイツ上空を飛行中。
さらに1時間ほど飛行し、機体はようやくロンドンヒースロー空港へ向けて降下を開始。
機体は夕方の到着機で混雑するロンドン上空を抜け、ヒースロー空港のRWY09Lへ無事着陸した。
機体は昨年と同じ第3ターミナル北側のゲートへ到着。
降機時に自席を撮影。
座席は従来機と比較して大幅に改良されており、特にクッションの硬さは長時間座っていても、体が疲れない絶妙な硬さに調整されており、非常に快適なフライトであった。
最後にターミナルより機体を撮影。
シンガポール航空は本年(2014年)9月に、ヒースロー空港の発着ターミナルを現行の第3ターミナルから、6月に開業したヒースロー空港の新第2ターミナル(Queen's Terminal)へ移転させる。
次回のフライトからは新ターミナルでの利用となるので、今回が最後の第3ターミナル利用であり、ひとつの節目となるフライトとなった。
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