2013年9月27日金曜日

Spotting at Haneda (14/09/2013)

久しぶりに羽田空港で深夜便を撮影。2013年9月14日(土)の様子から。

[Thai Airways Boeing747-400 HS-TGG]
タイ航空は羽田発着の深夜便でも攻めの姿勢で路線を展開する。羽田便はBoeing777-300ERに代わり、Boeing747-400が就航。


[Singapore Airlines Boeing777-300 9V-SYL]
シンガポール航空は深夜発着の便にBoeing777-300在来型、早朝発着の便にAirbusA330-300を投入する。なお、深夜発着の便は日によってBoeing777-300ERが飛来することもある。

この日はスターアライアンス塗装の機体が飛来した。


[Emirates Boeing777-200LR A6-EWI]
2013年7月より運航を開始したドバイ~羽田路線。現在は滑走路の制約の問題で-200LRを使用するが、C滑走路の延長工事が終われば-300ERやAirbusA380の導入も現実味を帯びてくるだろう。

この日はオープンスポットを使用。


[American Airlines Boeing777-200ER N774AN]
新塗装を身にまとったN774AN、はるばるニューヨークより到着。深夜に到着し、夜明けと同時にニューヨークへ向けて飛び立っていく。


[Delta Airlines Boeing767-300ER N1906]
ロサンゼルスへ向け、出発準備中のデルタ航空Boeing767。デルタ航空はシアトル便、ロサンゼルス便を就航。

かつてはシアトル便の代わりにデトロイト便を就航させ、機材もBoeing747-400を使用していたが、Boeing777-200LR、AirbusA330-200とどんどん機材の縮小化が進み、2便ともBoeing767-300ERでの運航になってしまった。

早朝、深夜時間帯しか離着陸できないという制約からくる利用減もあるのかもしれないが、国内では必ずしもデルタ航空の羽田就航は利用者に周知されているとはいえない状況にある。政府に頼るのではなく、デルタ航空自身の企業努力も不足しているのではないだろうか。


[Garuda Indonesia AirbusA330-200 PK-GPP]
ジャカルタへ向け出発するガルーダインドネシア航空のA330。利用は堅調のようで、この日もほぼ満席であった。


[Japan Airlines Boeing767-300ER JA617J]
経営再建を経て、サービス面で巻き返しを図るJAL。ANAに遅れをとりながらも、Boeing767-300ERへのブレンデットウイングレット装着を進める。

JALのBoeing767といえば、2013年12月に長距離国際線対応の新客室、SKYSUITE767が登場する。ビジネスクラスにはBoeing767では国内初となるスタッガードタイプのフルフラットシートが導入され、エコノミークラスもSKYSUITE777と同様のシートへ換装される。当面の間は成田~バンクーバ路線、成田~クアラルンプール路線に投入されるようだが、いずれは羽田路線にも投入されることだろう。


[Japan Airlines Boeing787-8 JA829J]
サンフランシスコへ向け、出発準備中のBoeing787。サンフランシスコ便は成田から羽田へ移管されて以来、Boeing777-200ERで運航されてきたが、2013年9月よりBoeing787への運航となっている。


[Japan Airlines Boeing777-200ER JA709J]
羽田では、パリ路線を中心に運航されるBoeing777-200ER。Boeing787へ置き換わるのは時間の問題だろう。これまで欧米への長距離路線で活躍してきたBoeing777-200ERは、かつてのクラシックジャンボのように、近年ホノルル路線へと活躍の場を移しつつある。


[All Nippon Airways Boeing787-8 JA820A]
フランクフルトへ向けてタキシングを開始するBoeing787。

現在の羽田~フランクフルト便ではJA820A、822A、823Aの3機が活躍中。これらの機体はこれまでの長距離国際線仕様とは特にエコノミークラスの仕様が大きく異なる。最も大きな変更点は、プレミアムエコノミークラスを導入した3クラス構成の導入。また、エコノミークラスの収益力向上のため、国内線仕様と同様の3-3-3アブレストを導入。その結果、シート幅が従来の中・長距離路線機材より狭くなっている。羽田~フランクフルト路線を利用の際は要注意。

2013年9月23日月曜日

Spotting at Narita (14/09/2013)

続いて、2013年9月14日(土)に成田空港で撮影した機体から。

[Air France Cargo Boeing777F F-GUOB]
ここ数年、エールフランスカーゴは成田路線へB777Fの投入を続けている。エールフランスでは旅客型、貨物型両方のBoeing747型を2015年までに運航終了させることを発表。

もうすぐボジョレーヌーボーのチャーターが始まるが、果たしてBoeing747-400Fはやってくるのか。今後が注目される。


[Polar Air Cargo Boeing747-400F N454PA]
ポーラーカーゴはDHL塗装のBoeing767-300Fから再びBoeing747-400Fへ機材変更。


[All Nippon Airways Boeing767-300ER JA620A]
以前紹介した新ロゴのBoeing767。

ウィングレットつきIOJ客室仕様のBoeing767は、成田~デリー、ジャカルタ、シンガポールなどの比較的距離が長いアジア圏内路線で活躍する。なおJALとは異なり、グアム・ホノルルを除く欧米路線へは投入されない。



[Singapore Airlines Boeing777-300ER 9V-SWF]
Aero500でモデル化された9V-SWFが飛来。それにしても、スターアライアンス塗装のB773ERにはなかなか遭遇できない...


[Thai Airways Boeing777-300ER HS-TKP]
この日はタイ航空もB773ERで飛来。しかも自社導入の最新鋭機。普段はバンコク~ソウル~ロサンゼルス路線、バンコク~ブリュッセル路線、バンコク~フランクフルト路線などで活躍中。


[Japan Airlines Boeing787-8 JA830J]
JALのBoeing787がインドのデリーから到着。


[Lufthansa AirbusA380-800 D-AIMJ]
フランクフルト~成田路線へのA380投入は2013年10月下旬を以って終了となる。代役としてBoeing747-400が復活する予定。


[Swiss International Airlines AirbusA340-300 HB-JMH]
長らく日本路線で活躍するスイス航空のA340。スイス航空では2016年にBoeing777-300ERを導入し成田路線へ投入されることが発表された。A340はそれまで引き続き使用されることになる。


[Garuda Indonesia Airlines Boeing777-300ER PK-GIC]
ガルーダインドネシア航空の次世代フラッグシップ、Boeing777-300ER。この日は慣熟のため、ジャカルタ~成田路線へ投入されていた。


[Air India Boeing777-200LR VT-ALD]
エアインディアは2013年夏ダイヤから日本路線へBoeing787を投入する予定であったが、航空当局から改修を指示されている場所の改修の有無が不明確だとして日本への乗り入れを禁止されている。そのため、引き続きBoeing777-200LRを使用。


[Japan Airlines Boeing777-300ER JA739J]
いつの間に数少なくなったアーク塗装のBoeing777-300ER。この日のJA739Jはフランクフルトへ。

JA736JのSky Suite 777化改修が終わったことで、W73コンフィグは消滅。いよいよJA738J以降のW82機材の改修がスタートする。


[KLM Boeing777-300ER PH-BVF]
成田ではレアなKLMのBoeing777-300ER。いつかスカイチーム塗装の機体にもお目にかかれることを強く願いたい。


[Finnair AirbusA340-300 OH-LQE]
フィンエアはA340での飛来。いつもどおり低い上がりを見せてくれた。


[Lufhansa AirbusA340-600 D-AIHT]
ルフトハンザのミュンヘン行きはA340-600での運航。


[All Nippon Airways Boeing787-8 JA815A]
初の中距離国際線仕様機となったJA815A。また、この機材は唯一、中距離国際線仕様として受領した機体でもある。(他は暫定国内線仕様からの改修で対応。)

当初は羽田をベースに中国路線を飛んでいたが、現在は羽田と成田の両方で活躍する。この日は北京へ飛んでいった。


[Eva Air AirbusA330-200 B-16309]
すっかりおなじみになったエバー航空のキティジェット。最近はBoeing777-300ERにもキティジェットが登場、台北~ロサンゼルス路線を中心に就航する。


[China Airlines Boeing747-400 B-18202]
チャイナエアラインのジャンボ。スカイチーム塗装のジャンボはいつになったらお目にかかれるのか...


[Thai Cargo Boeing747-400BCF HS-TGH]
タイカーゴ。日本~タイ間は比較的堅調な貨物需要があるのか、こちらは安定して飛来する。


[Mongolian Airlines Boeing737-800 EI-CXV]
モンゴル航空のBoeing737。新造の機体も導入されて機体すうが増加したためか、最近はBoeing767-300ERが飛来することもある。

Spotting at Narita (21/09/2013)

国内空港で撮影した旅客機も順次紹介。
まずは2013年9月21日(土)に成田空港で撮影したものから。

[Nippon Cargo Airlines Boeing747-8F JA12KZ]
NCAのB748Fも着実に増加。既存のB744Fの今後の行方が気になる。


[Air Hongkong Boeing747-400BCF B-HUR]
もともとはCathay Pacificの旅客ジャンボだった。エンジンカウルの色が物語っている。


[FedEx MD-11F N618FE]
B777Fの本格的な導入でいよいよ数を減らしてきたMD11F。


[All Nippon Airways Boeing777-300ER JA783A]
伊丹からの国内線として到着。写真の機体をはじめとする旧Newstyle仕様のB773ERも残すところ6機となった。写真の機体は欧米へは行かず午後発の北京便へ投入。

9月よりミュンヘン路線がBoeing787による運航になったことで、機材運用上は1機余剰。そろそろIOJ仕様への改修が再開されるものと思われる。


[Alitalia Boeing777-200ER EI-ISO]
ビジネスクラスのフルフラットシート化、プレミアムエコノミー導入を含む客室改修を終えたアリタリアのBoeing777。2014年夏ダイヤより成田~ベネチア路線の開設が決定し、今後の活躍が期待される。


[Garuda Indonesia Boeing777-300ER PK-GIA&GIC]
スカイチーム加盟を機に、新たに導入されたガルーダインドネシア航空のBoeing777-300ER。

2013年10月からジャカルタ~ロンドン(ガトウィック)路線が開設され、この機材が投入される予定だったが、直前になってジャカルタ空港の滑走路がB773ERの最大離陸重量に対応した耐久性基準を満たしていないことが発覚。2014年夏スケジュールまで就航は見送りになった。

そのためB773ERは余剰機材となっており、現在慣熟運航も兼ねて、ジャカルタ~ジェッダ路線、ジャカルタ&デンパサール~成田路線などのアジア圏内中距離路線を中心に集中投入されている。この日は従来のAirbusA330-200と300に代わり、現在保有するB773ER2機全てが成田路線(ジャカルタ~成田路線、デンパサール~成田路線)に投入された。

 
ジャカルタからGA884便として到着のPK-GIA

 
続いてデンパサールからGA880便として到着のPK-GIC

[Virgin Atlantic AirbusA340-600 G-VFIZ]
スカイチームへの加盟が噂されるヴァージンアトランティック。この日は-600が飛来。

2014年夏スケジュールから羽田へ就航地を変更の上、最新鋭のBoeing787-9を投入することが決定している。


[Scoot Boeing777-200ER 9V-OTC]
シンガポールからの新鋭LCCもすっかり成田の風景になじんできた。ここもBoeing787への機材変更が予定される。


[KLM Boeing777-300ER PH-BVI]
KLMは、9月から週末の成田便の機材大型化を行っている。2便目は従来のBoeing777-200ERに代わり、-300ERを投入。

関空ではおなじみのBoeing777-300ERは、成田ではかなりのレア機材。スカイチーム塗装の機材(PH-BVD)もこの翌日(9/22)に成田へ初飛来した。


[Etihad Airways AirbusA330-200 A6-EYD]
エミレーツやカタールに押され気味なのか、最近はA330-200で落ち着いているエティハド航空。ロンドンやシドニー路線のようにBoeing777-300ERの就航を期待したい。


[Jetstar Japan AirbusA320-200 JA12JJ]
エアアジアジャパンとは逆に、すっかり日本市場に定着した新鋭LCC。路線就航からわずか1年半で機体数は17機と急成長している。

最新鋭の機体は画像のようにシャークレットを装備。念願の国際線就航もにらむ。


[Lufthansa AirbusA340-600 D-AIHU]
ファーストクラスの改修が進むルフトハンザのA340。

先週、後継機材としてAirbusA350シリーズとBoeing777-9シリーズを導入することが決まった。双発機での長距離運航を避けていたルフトハンザであるが、遂に双発機の本格導入へ踏み切ったのは時代の流れであろう。


[Korean Air Boeing777-300 HL7532]
日韓関係悪化のため、長らく小型機での運航が続いていたコリアンエア。最近は少しずつ客足が戻っているようで、週末は写真のようにBoeing777へ大型化される便もあった。


[Asiana Airlines Boeing747-400 HL7423]
同じく機材が大型化されたアシアナ航空。Boeing777-200ERの長距離路線本格進出によって、Boeing747が余剰気味という理由もあるようで、日本路線で頻繁に見かけるようになった。


[Korean Air Cargo Boeing747-400BCF HL7485]
この日は通常のBoeing747-400BCFであったが、最近はBoeing777FやBoeing747-8Fも飛来するようだ。


[Air Canada Boeing777-300ER C-FRAM]
新しいシート、客室を装備したC-FIVWは専らトロント~パリ路線とミュンヘン路線に投入中。日本路線に投入される日は来るのだろうか...


[Aero Mexico Boeing767-200ER XA-JBC]
まもなく最新鋭のBoeing787を成田路線に投入するアエロメヒコ。見慣れたスカイチーム塗装のBoeing767もこれで撮り納めになるだろう。


[Air Tahiti Nui AirbusA340-300 F-OJTN]
客室の改修を完了したエアタヒチのA340。エアパシフィック(現フィジーエアウェイズ)のような悲劇を繰り返すことなく、今後も末永く成田へ飛来してくれることを願いたい。


[All Nippon Airways Boeing787-8 JA813A]
シアトルから到着のBoeing787。写真の機材は成田~ミュンヘン路線のB787化に伴い、9月より再び羽田から異動した。米軍への感謝を示すTomoDachiロゴが貼ってあるが、欧州路線へも投入される。


[Japan Airlines Boeing767-300ER JA654J]
バンクーバーより到着のBoeing767。この路線では12月よりいよいよ新客室のSKY SUITE 767を導入した機材が投入される。


[Thai Airways AirbusA380-800 HS-TUD]
タイ航空のA380。2013年冬ダイヤからバンコク~ロンドン路線への投入が決まっていたが、「技術的な理由」(詳細は不明)により2014年夏ダイヤまで投入は見送られることになった。

そのため、余剰機材が発生しているようで、2013年冬ダイヤから成田路線(TG676/677)、関空路線に加えて、午前中の成田路線の一部(TG640/641)へもA380投入が発表された。


[China Airlines Boeing747-400 B-18202]
チャイナエアラインは週末の間、台北~成田~ホノルル路線を写真のB747で運航。


[Delta Airlines Boeing767-300ER]
A330シリーズに代わって、すっかり日本路線に定着したBoeing767-300ER。旧デルタ航空時代は大西洋路線の専用機材で、アジアには全く馴染みがなかったことが信じられないほどになった。

客室の改修も着実に進んでおり、ほとんどの機材がビジネスクラスはフルフラットシート装備、エコノミークラスもパーソナルモニタや電源、USBポート一式が完備されるようになった。

この機材は成田だけでなく、関空や福岡へも飛来する。


[Qatar Airways Boeing777-300ER A7-BAL]
エミレーツ同様、堅調に需要を伸ばすカタール航空。この週末は、従来のB777-200LRに代わりB777-300ERが投入された。しかもA7-BALはエコノミーが増席された最新鋭の機材であり、この路線の需要の高さが垣間見える。


[Singapore Airlines AirbusA380-800 9V-SKB]
SQ12便でシンガポールより到着。この後、ロサンゼルスへ向けて飛び立つ以遠権路線。

シンガポール航空ではこれまでA340-500で運航してきたシンガポール~ロサンゼルス直行便をまもなく廃止する。そのため、この路線はシンガポール~ロサンゼルス間を結ぶ唯一の路線となり、今後ますます重要な路線として成長していくだろう。